がん総合的医療チーム

訪問看護室「菜の花」

  1. 訪問看護室「菜の花」紹介

     訪問看護室「菜の花」は、緩和ケアを主とし医療処置が必要で通院困難な患者様、人生の最後を自宅で迎えたいと希望される患者様やそのご家族に対して、具体的な看護の提供・指導、療養生活の様々な悩みや相談に応じ、「無理しない無理をさせない在宅療養」を理念とし、安心安全な在宅生活を送ることが出来るように支援することを目的に平成25年4月に開設しました。訪問看護を実践するにあたり、種々の関係機 関との連携、情報共有を行い患者様やそのご家族を取り巻く各機関と綿密に報告.連 携.相談を取り合い、医療.介護.福祉の包括的支援を心がけています。

  2. 訪問看護の実績
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    開設後5年間が経過し、約6600件の訪問看護を提供し、198名の悪性疾患の患者様に対応しました。主に外科、呼吸器内科、一般内科、緩和ケアの患者様に関わることが多く、悪性疾患に関しては疼痛コントロールや内服管理、ADL(日常生活動作)の低下に伴う日常生活支援や介護相談をご希望されることが多いようです。在宅の場で月単位、週単位で変化していく病状の変化についていけず、戸惑い困惑されるご家族や日々変化する疼痛や病状に弱音や不安を口にされる患者様に寄り添うことも訪問看護師の役割の一つだと自負し活動しています。
    「こんな状態で家に帰れるのか不安、病院のほうがいつでも先生や看護師さんがいるので安心する。」などの不安を抱えての在宅移行も多いのですが、自宅へ帰ってみると食事量も増え精神状態も安定される傾向にあります。ご家族より、「思ったよりも何とかなりました。家に帰れて嬉しそうで本当に良かった。」などのご意見も頂いております。

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  3. 訪問看護がお手伝い出来ること

     「家で死ぬこと」「家で看取ること」は本当にできますか?
    とよく質問があります。「家で介護することは初めてなので、できるかどうか...」「何かあったら病院へ、最期は病院へ行くのでしょう」と、ほとんどの方が言われます。
    核家族となった現在、昔のように家で看取ることはほとんどなくなってきました。そのため家でどう看取られていたか、見る機会が無くなっています。社会も高度成長が急激に進み、身体の具合が悪くなると「病院に行く」「亡くなるときは病院で」という文化になりました。
     そんな中、最近は超高齢化社会になりなかなか病院へ入院し最期を迎えることが出来なくなってきました。2025年問題に向け、病気があっても障害があっても家で過ごせるような体制つくりが課題となり、整備されてきています。訪問看護を利用して、急に痛みが出現した時や苦しい時など緩和ケアを自宅で行うことが可能です。点滴や注射・在宅酸素などの医療処置や身体の清潔ケア(清拭や洗髪)、看取りの準備やご家族への支援や教育を行うことが出来ます。
     まずは、患者様が「本当はどうしたいのか」聞いてみましょう。家族や介護者を気遣い、最期は病院に行きたいと話されている方でも、本音はどうなのでしょうか。家で過ごすことが出来ることを伝え、ご家族の負担などを考えないで本音はどう思っているのかを話して頂くと、「本当は家にいたい、でも大変なのでしょう」と言われる方が多いようです。 色々事情があるかもしれませんが、一番は患者様の気持ちを大切にすることではないでしょうか。皆が同じことを思います。皆初めてで皆わからなく皆不安なのです。

    でも一緒に寄り添うことで少しずつ在宅での療養生活に慣れ、家族であるからこそきめ細やかな対応と介護を受けることで患者様は満足して過ごせます。大変さはあるとは思いますが、「十分にやってあげられた」「親孝行できた」など、最期には「家で看られてよかった」とおっしゃっていただけることも少なくありません。もちろん「最期は入院したい」と希望される方もおられます。それが患者様のご希望であればその希望を叶えられるようお手伝いいたします。

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  4. 自宅での1枚
    • 一人暮らしでもヘルパーや訪問看護師、近隣の友人の力を借りて自宅で過ごすことが出来ました
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    • 住み慣れた我が家の日の当たる縁側の特等席でゆっくりと過ごせました
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    • 介護用寝台(ベッド)とタッチアップ(手すり)を準備し住宅環境を整えました
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