山鹿市民医療センターからのお知らせ
2020年1月17日
当センターは、質の高いがん医療を地域において提供することを目的に、平成24年11月に熊本県がん診療連携拠点病院の指定を受けました。がんに関する予防、診断、治療および緩和ケアに至るまで、鹿本医療圏のがん診療の中心的役割を担っています。その一環として、平成28年度から市民公開講座を毎年開催しています。今回は「がんを考える がんの予防、最新治療から緩和ケアまで」をテーマに、12月7日(土)に山鹿市民交流センター文化ホールにおいて「第4回市民公開講座」を開催しました(図1, 2)。年末の土曜日という忙しい時期にも関わらず、240名を越える皆様にご来場頂き心より感謝申し上げます(図3)。
まず初めに当センター代謝内科長の川崎修二が「がんの予防と生活習慣病」について講演を行いました。続いて「がんの最新治療」として、消化器内科長の千代永卓による「内視鏡治療」、熊本大学病院外来化学療法センター長の陶山浩一先生による「薬物治療」、外科長の赤星慎一による「進行度に応じた外科手術」と進行しました。そして最後に、外科医長の佐藤伸隆による「がん患者さんの心のケア・緩和ケア」の講演に多くの方が耳を傾けられていました。
がんは、さまざまな要因によって発症していると考えられており、特に「生活習慣病」は、年齢とともにがんのリスクを高めることがわかっています。今回の講座の、がんの予防、診断、治療、緩和ケアの解説で、がんの理解がより深まることを願っています。講演会終了後の講師による相談(質問)コーナーでも、活発な質疑応答がなされました。
今後とも、何かございましたらお気軽にご相談ください。
また、皆様から頂きましたアンケートにつきまして、下記のとおり集計いたしましたので報告いたします。