山鹿市民医療センターからのお知らせ
2022年10月21日
本年 10 月 1 日、熊本大学病院内に「看護職キャリア支援センター」が開所され、看護職キャリア支援事業が始まりました。県内では都市圏域に看護職が集中し、医療資源や人材に偏りがあるため、キャリア形成に差が生じる等の課題があります。そのような中、県内 15の地域医療拠点病院と熊大病院が看護師に対し、相互に研修を行うことで看護職のキャリアアップや看護力の底上げ、病院間の連携を強化することが目的とされています。
当センターは第一期研修の4病院のひとつに指名されました。今月から令和6年の3月までの間、外科病棟から田中千春看護師を熊本大学病院へ、また熊本大学病院から黒⽊⻯⼆看護師を迎え⼊れ、看護の質のさらなる向上を目指していきます。今月 19 日には熊大病院で看護職キャリア支援センター開所記念式典が開かれ、熊本大学病院関係者、熊本県健康福祉部関係者に加えて、今回の事業の対象となった病院の関係者が出席しました。
式典で、田中千春看護師は「⼭⿅市⺠医療センターでは、外科病棟で急性期看護を学んできました。熊本大学病院は、手術症例が多く、より多くの疾患に対する看護が学べスキ ルアップを図れる機会だと思い志願しました。」、⿊⽊⻯⼆看護師は「医療資源の少ない 地方の病院で、どのような看護をしているのか興味があった。治療後の生活についても深 く考えたい。」と、それぞれ意気込みを語りました。
今回の事業で得られる知識・経験を活かし、⼭⿅市の拠点病院として地域住⺠の皆様により良い医療を提供できるよう努めてまいります。
提供:熊本日日新聞社