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院長就任2年目の感謝と決意

 鹿本医師会を中心とした先生方やコメディカルの皆さまには、様々なご協力、ご支援をいただき心から感謝しています。院長就任2年目を迎えて、感謝と決意を述べさせていただきます。

 ラグビーワールドカップが大成功のうちに終了し、オリンピックイヤーを迎えました。しかし年度末は新型コロナ一色となり、残念ながらオリンピック2020の延期が決定しました。今頃は当センターにも新しい仲間を迎えて、皆で桜を愛で、夢を語り合っていたと思いますが、それもかないません。私の好きな言葉に、『YES, WE CAN!』 という言葉があります。オバマ大統領が、シカゴでの勝利宣言スピーチで使われましたが、そのずっと以前からの座右の銘です。現在、当センターは鹿本医療圏で唯一の第二種感染症指定医療機関として、職員一丸となってCOVID-19に立ち向かっています。このような逆風のときにこそチームとしてのまとまりが問われます。院内外の皆さまと力を合わせて、『YES, WE CAN!』の精神で何とかこの難局を乗り切りたいと考えています。

 近年、一部の診療科の常勤医師が減少し、大変ご迷惑をおかけしています。4月からは、大学医局の交代人事で消化器内科、外科、整形外科に5名の新しい医師を迎えました。詳細は当センターホームページの診療科紹介http://yamaga-medical-center.jp/practiceguidance/doctor/をご覧ください。彼らの新しい環境での活躍に期待しています。さらに10月からは山鹿出身の女性外科医の増員があり、外科と緩和ケアのバックアップを行ってもらう予定です。呼吸器内科、泌尿器科、産婦人科、乳腺外科、小児科、耳鼻咽喉科の非常勤の先生方には、引き続き外来診療を行っていただきます。

 令和元年には、熊本県がん診療拠点病院として、日本がん治療認定医機構の認定研修施設を受けると同時に、 『がん総合的診療チーム』 を立ち上げました。さらに12月には第4回市民公開講座 『がんを考えるーがんの予防、最新治療から緩和ケアまで』を開催しました。一昨年から月二回、熊本大学病院の細胞病理学教室から病理医の派遣をいただいています。ここ数年、薬物療法を受ける患者数が倍以上に増加している腫瘍内科には、引き続き、「がん薬物療法専門医」の派遣が決定しています。緩和ケア病棟には、ケアビレッジ箱根崎の施設長で心療内科医の小林先生に来ていただき、心のケアの充実を図っています。これらの先生方を交えて、多職種によるキャンサーボードや臨床病理カンファレンスを定期的に行っています。がん患者外来総数は5年前と比較すると約1.5倍に増加しています。入院がん患者の内訳では、大腸がん・肝がん・胃がんの消化器がんで過半数を占めています。このように当センターにおけるがん診療の活動性は向上していると考えています。

 当センターは鹿本医療圏で唯一の公立の急性期病院としての様々な責務を負っています。災害拠点病院としては、BCP(事業継続計画)に基づく訓練の実施、地域災害医療コーディネーター研修、DMAT派遣、等を行っていきます。救急告示病院としては、「できるだけ断らない救急医療体制」の構築を目指します。そのためには医師数の増加と近隣の先生方との協力体制が必須と考えています。地域医療支援病院としては、熊本県地域医療連携ネットワーク構想の地域医療拠点病院としての責務を果たしてまいります。医師の地域的な偏在の解決のためにも、計画的な資格取得と最新医療の経験によるキャリアパス支援体制が必須と考え、実行しています。協力型の臨床研修指定病院としては、初期研修医や医学部学生に対する地域医療研修を積極的に行っていきます。この3年間で初期研修医1名、初期研修医の地域医療研修6名、医学部生の地域医療研修26名、をすでに受け入れています。今年赴任した消化器内科の冨口医師は、H26年に初期研修医として当センターで地域医療研修を受けています。

 引き続き、皆様に安心して受診していただける病院、皆さまの疾病の診断・治療を完結できる 『地域完結型病院』、職員の働きがいのある病院を目指します(図)。さらなるご指導、ご鞭撻のほどをどうぞよろしくお願いいたします。

2020年4月吉日

山鹿市民医療センター院長
別府 透

院長挨拶

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