山鹿市民医療センターからのお知らせ
2023年9月13日
当センターでは、「地域住民の生命と健康への貢献」の基本理念のもと、地域住民の皆さまに「がん」に対する関心を高めていただくことを目的としたがんに関する市民公開講座を開始しました。平成28年に開始し、コロナ禍により3年間中止しておりましたが、今年度再開の運びとなりました。
今回は「山鹿でできる肝がんの予防と治療」をテーマに、9月9日(土)に山鹿市民交流センター文化ホールにおいて「第5回市民公開講座」を開催しました。
当日は、170名を越える皆さまにご来場いただき心より感謝申し上げます。
初めに、肝がんの予防として、当センター地域健診室 保健師の鹿子木光葉の「みんなが受けられる肝がん検診」から始まり、大阪公立大学大学院 肝胆膵外科客員教授の久保正二先生による「ウイルス性肝炎関連肝がんの予防」、消化器内科長の本原利彦による「メタボ関連肝がんの予防」内視鏡治療」を行いました。
次に、肝がんの治療として、当センター事業管理者の別府 透による「当センターで完遂できる肝がん治療」、腫瘍内科長の宮本英明による「免疫療法を用いた最新の肝がん薬物療法」と続き、最後に、肝がんの緩和ケアとして、外科医長の織田枝里による「肝がん患者さんの緩和ケアとこころのケア」、の講演を行い多くの方が熱心に拝聴されていました。
糖尿病・脂肪肝・肥満などの生活習慣病(メタボ)に関連した肝がんが急増しています。今回の市民公開講座における肝がんの予防、治療、緩和ケアの解説で、地域住民皆さまのがんへの理解がより深まることを願っています。
今後とも、何かございましたらお気軽にご相談ください。
〈開会〉山鹿市長挨拶
〈講演〉
〈山鹿市民交流センターロビー 〉講師、スタッフ一同