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山鹿市民医療センターからのお知らせ

2024年5月30日

 山鹿市は来年1月に新市合併後20年が経過し、市制施行20周年を迎えます。2月に当センター開設者である早田市長が山鹿市の「健幸都市」宣言を行ったことに伴い、5月25日に「市民公開講座」開催いたしました。

 今回は健康で幸せに暮らせる「健幸都市」づくりに向けて、自治体病院の立場や役割について理解を深め、住民の皆様とともにその将来像を描くことをひとつの目標としました。このためメインテーマを【山鹿市制20周年 地域の未来に向けての「健幸都市」と「病院」づくり】とし、3題の講演を準備いたしました。

 講演に先立って早田市長、幸村鹿本医師会会長からご挨拶をいただき、まず当センターの石河院長から「まちづくりに向けた当院のあり方」と題して病院の現状や課題・展望をご説明いたしました。この中では「健診」「がん診療」「緩和ケア」といった山鹿で今後重要となる医療の方向性を述べさせていただきました。 

 続いて、宮崎産業経営大学 経営学部の川島秀樹教授から「公立病院が果たす経済波及効果と医療政策」という演題名で、経済学という珍しい観点から当院を分析した結果を発表いただきました。この研究結果では当院の持つ地域への経済効果は約90億円と算出され、約700名の地方雇用の受け皿としても大きな役割を持つことが示されました。

 最後に、県全体の将来を創出する熊本大学の小川久雄学長から「熊本大学の改革に向けて」の演題でご講演いただきました。講演の中で、小川先生は病院を中心にした「まちづくり」として有名な「北大阪健康医療都市(健都)」計画を実践した経験に触れられ、医療が住民生活の核となる事例を示されました。この点は山鹿市の「健幸都市」にも通じるところがあり、大変参考となりました。また熊本大学のレベルアップに精力的に取り組まれ、半導体事業との連携を通じて非常に注目される状況にあり、県全体の振興につながる成果が期待される内容でした。

 閉会に際し、別府事業管理者から演者、参加者へのお礼とともに今後の健幸都市づくりへの協力が呼びかけられ、6回目となる公開講座の幕を下ろしました。

 2時間に及ぶそれぞれの視点からの講演は、新しい情報が多く大変貴重な機会であったと思います。目から鱗が落ちる内容であったため、来場者の皆様は食い入るような表情で聞き入っておられました。

 多くの来場者が、講演の内容から、今後のまちづくりや医療センターの在り方、熊本大学や熊本県のこれからについて、新たな視点による学びを深められたのではないかと思っております。講師の先生方、御講演誠にありがとうございました。

 なお、講演当日の開演前と閉会後の時間を利用して、昨年の5月に当センターと包括連携協定を締結した、城北高等学校の看護科と看護専攻科の生徒さんと、令和4年の2月に山鹿市と包括連携協定を締結している明治安田生命のご協力により、血圧測定に加えて推定野菜摂取量や血管年齢についての健康チェックを行っていただき、こちらもとても好評でした。

 最後に、共催、後援いただいた山鹿市と鹿本医師会、御協力いただいた城北高等学校や明治安田生命等、各方面からご支援とご協力を賜りましたこと、この場を借りて厚く御礼申し上げます。 

                             病院事業管理者 別府 透

                             院        長 石河 隆敏

 

 

(ステージ上) 来賓、講師一同

 

(ご挨拶) 早田山鹿市長

 

(ご挨拶) 幸村鹿本医師会会長

 

(講演) 石河院長「まちづくりに向けた当院のあり方」

 

(特別講演Ⅰ) 川島教授「公立病院が果たす経済波及効果と医療政策」

 

特別講演Ⅱ) 小川学長「熊本大学の改革に向けて」

 

(会場)

 

(御礼) 別府病院事業管理者

 

(山鹿市民交流センターロビー)

城北高等学校、看護科と看護専攻科の生徒さんと明治安田生命による健康チェック

 

(山鹿市民交流センターロビー) 講師、来賓、スタッフ一同

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