がん総合的医療チーム

訪問看護室「菜の花」

  1. 訪問看護室「菜の花」紹介

     訪問看護室「菜の花」は、緩和ケアを主とし医療処置が必要で通院困難な患者様やできるだけ長く自宅で過ごしたいと希望される患者様及びそのご家族に対して、具体的な看護の提供・指導、療養生活の様々な悩みや相談に応じ、「無理しない無理をさせない在宅療養」を理念とし、安心安全な在宅生活を送ることが出来るように支援することを目的に平成25年4月に開設しました。訪問看護を実践するにあたり、種々の関係機関との連携、情報共有を行い患者様やそのご家族を取り巻く各機関と綿密に報告・連携・相談を取り合い、医療・介護・福祉の包括的支援を心がけています。

  2. 訪問看護の実績
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     訪問は、主に外科、代謝内科、循環器内科、緩和ケアの患者様に関わることが多く、悪性疾患に関しては疼痛コントロールや内服管理、ストーマ管理、胃ろう管理、ADL(日常生活動作)の低下に伴う日常生活支援を行っています。在宅の場で月単位、週単位で変化していく病状の変化に、戸惑い困惑されるご家族や、日々変化する疼痛や病状に不安を口にされる患者様に寄り添うことも訪問看護師の役割の一つだと考え活動しています。

  3. 訪問看護がお手伝い出来ること

     核家族化が進んだ現在、昔のように家で看取ることはほとんどなくなってきました。社会も高度成長が急激に進み、身体の具合が悪くなると「病院に行く」「亡くなるときは病院で」という文化になりました。しかし、超高齢化社会になり2025年問題に向け、病気があっても障害があっても家で過ごせるような体制づくりが課題となり、整備されてきています。
     当センターの訪問看護は病院内にあることで、「当センターに主治医がいること」という制約がありますが、急に痛みが出現した時や苦しい時など救急外来と連携が出来る事、入院ベッドの確保が容易などの利点があります。
     訪問では、抗がん剤治療の確認、麻薬管理、経管栄養、人工肛門管理などの医療処置や身体の清潔ケア(清拭や洗髪)を行っています。患者様の希望を聞き、希望に添えるように関わっていきたいと思います。

  4. 自宅での1枚
    • 一人暮らしでもヘルパーや訪問看護師、近隣の友人の力を借りて自宅で過ごすことが出来ました
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    • 住み慣れた我が家の日の当たる縁側の特等席でゆっくりと過ごせました
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    • 介護用寝台(ベッド)とタッチアップ(手すり)を準備し住宅環境を整えました
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