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肝胆膵外科

 従来の消化管、一般外科手術に加えて、肝胆膵外科領域の手術が可能となりました。

肝胆膵疾患の画像診断

造影超音波、64列のMD-CT、1.5TのMRI、コーンビームCT付きの血管造影装置による最新の画像診断が随時施行可能です(図1)。
加えて肝臓手術には必須の3次元画像解析システムボリュームアナライザー SYNAPSE VINCENTによる血管の3次元画像の構築や肝臓の切除体積評価が可能になりました(図2)。

図1 MRIによるMRCP画像

胆嚢、胆管、膵管の3次元画像が造影剤を使用せずに撮像可能です。

図1.胆管癌

胆管癌

図1.肝内胆管癌

肝内胆管癌

図1.膵臓の嚢胞性腫瘍

膵臓の嚢胞性腫瘍

図2 VINCENTによるシミュレーション画像

図2.A

肝臓や脈管の3次元的な描出が可能です。肝臓の門脈がピンク色に、肝静脈が青色に、肝転移巣が緑色に描出されています。

図2.B

さらに肝切除予定領域が緑色と黄色で示されています。

肝胆膵疾患の内視鏡治療

消化器内科の専門医による内視鏡的胆管・膵管造影や内視鏡エコーによる胆道・膵臓系の精密検査を施行できます(図3)。
さらに総胆管結石のほとんどは内視鏡的治療が可能となりました(図4)。

図3 超音波内視鏡像画像

体外からの超音波では描出不能な胆道・膵臓の疾患の詳細な描出が可能です。

図3.A

膵癌を疑う病変を認め、針生検を行い確診を得ました。

図3.B

血管との関係が明瞭に描出できます。

図4 総胆管結石の内視鏡治療

総胆管結石の内視鏡的な完全除去が可能でした。

図4.A

内視鏡的胆管造影で複数の総胆管結石を確認しました。

図4.B

乳頭切開を行い、全結石を除去しました。

肝胆膵疾患の外科手術

 日本肝胆膵外科学会高度技能指導医(肝胆膵疾患の高難易度手術の認定医)と日本内視鏡外科学会技術認定医(腹腔鏡外科手術の認定医)が常勤しており、肝切除や膵切除などの肝胆膵領域の高度技能手術が可能です(図5)。
肝切除に関しては肝癌集学的治療の項をご参照ください。2016年度には肝胆膵悪性疾患の手術を36例に行いました。さらに比較的早期の肝癌や低悪性度の膵腫瘍に対する腹腔鏡での手術が可能です(図6)。

図5 膵体尾部切除と術後化学療法を行った膵癌症例

膵体部に主膵管の閉塞を伴う膵癌を認めました(矢印)。
リンパ節郭清を伴う膵体尾部切除と術後化学療法を行い、約1年間無再発生存中です。

図5A.MRIによる膵管造影

MRIによる膵管造影

図5B.内視鏡エコーによる膵腫瘤像

内視鏡エコーによる膵腫瘤像

図5C.切除標本

切除標本

図6 肝胆膵疾患の腹腔鏡手術

腹腔鏡下の肝切除術、膵切除術ともに拡大視効果と気腹圧によって出血量が減少することが多施設の大規模試験で確認されました。
さらに術後合併症の減少や在院日数の短縮が可能です。

図6A.腹腔鏡肝切除の術中写真

腹腔鏡肝切除の術中写真

図6B.腹腔鏡膵切除の術中写真

腹腔鏡膵切除の術中写真

図6C.完全腹腔鏡下肝切除の術創

完全腹腔鏡下肝切除の術創

肝胆膵疾患の外来

 診断と内視鏡治療は月曜~金曜の消化器内科外来の受診をお願いします。担当医は、堤 英治(チーフ)、本原利彦です。治療は月曜、水曜、金曜の外科外来の受診をお願いします。担当医は、別府 透(チーフ)、藏元一崇です。

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