診療科・部門案内

●肝胆膵外科を立ち上げました!
従来の消化管、一般外科手術に加えて、肝胆膵外科領域の手術が可能となりました。
詳しくはこちらをご覧下さい。

診療科紹介 - 外科

外来担当医表

診療科名
外科 別府 透
藏元 一崇
手術
(担当医)
別府 透
吉田 泰
手術
(担当医)
別府 透
木下 浩一

診療科のご紹介

 熊本大学消化器外科から派遣された4名の医師により診療を行っています。従来の消化管外科、一般外科に加えて、2016年4月から肝胆膵領域の外科治療が可能となりました。
さらに2017年4月からは吉田 泰医師、木下浩一医師を迎え、腹腔鏡下消化管手術を強化しました。

 山鹿地区には胆嚢結石や総胆管結石症が多く、可能な限り内視鏡的治療や腹腔鏡下治療による根治を目指しています。胆嚢ポリープにも腹腔鏡下治療を行っていますが、悪性を否定できない症例には胆嚢全層摘除やリンパ節郭清を加えています。虫垂炎、腸閉塞、腹膜炎などの際にも創がきれいで体の負担が少ない腹腔鏡下手術を第一選択にしています。
 消化器癌による死亡数は全癌死亡の半数を超えています。キャンサーボードやカンファレンスを行いながら、最適な治療を選択しています。胃癌や大腸癌などの消化管癌では、その進行度や全身状態に応じて内視鏡的治療、腹腔鏡下手術、開腹手術を行っています。進行例では化学療法、放射線療法、緩和医療を適宜選択することで、すべてのステージの患者様への対応が可能です。特に大腸癌肝転移例では導入化学療法後に外科切除が可能になる場合があり、腫瘍内科医と相談しながらその機会を逃さないように厳密な経過観察を行なっています。
 肝癌の治療では肝切除術、腹腔鏡・胸腔鏡下肝切除、ラジオ波凝固療法、肝動脈化学塞栓療法、化学療法を癌の進行度と肝予備能の両面を考慮して選択しており、そのすべてを当院で施行可能です。胆道癌・膵癌に対しては、厳密な術前検査や審査腹腔鏡を行い、安全かつ根治的な切除を心がけています。切除不能症例には化学療法や放射線療法を中心とした集学的治療に取り組んでいます。低悪性度の肝腫瘍や膵腫瘍に対しては腹腔鏡下手術を取り入れ、患者様の負担軽減と早期退院を目指しています。 2016年度には、肝胆膵癌の根治手術20例、ラジオ波凝固療法20例、肝動脈化学塞栓療法35例をすでに行いました。肝胆膵領域の治療の詳細は以下の項目を参照ください。

日本外科学会、日本消化器外科学会、日本消化器病学会、日本肝臓学会の専門医・指導医、日本肝胆膵外科学会高度技能指導医、日本内視鏡外科学会技術認定医の資格を有する常勤医による質の高い、最新の医療の提供が可能です。当院は従来の日本外科学会関連施設、日本消化器外科学会修練施設に加えて、2016年度から日本消化器病学会と日本肝臓学会の認定施設に指定されました。化学療法は、がん薬物療法専門医とがん化学療法認定ナースを中心に行なっています。
このように、消化器全般の症例に対してガイドラインやエビデンスに基づいた医療を提供しています。日々の診療では患者様にとって良好なQOLが保てるように心がけ、さらには常に患者様やご家族の気持ちに寄り添う医療を心がけていきます。消化器内科とも常にカンファレンスを行い、協力して診療を行っていますので、消化器内科のサイトもご参照ください。

当科は教育や学術活動にも力をいれています。本年度には熊本大学の初期研修医や地域医療クリニカル・クラークシップに基づいた医学部学生の受け入れが決定しています。2016年の学会や論文発表業績を記載します。筆頭者のみをカウントしました。国内全国学会演題としては12演題でした。内訳は、日本外科学会3題(パネルデイスカッション1題)、日本消化器外科学会2題(パネルデイスカッション1題)、日本肝胆膵外科学会2題(国際ワークショップ1題、プロジェクト研究発表1題)、JDDW 2題、日本臨床外科学会2題(パネルデイスカッション1題)、日本内視鏡外科学会1題でした。国際学会演題としてはIASGO 1題(招請講演)を発表しました。論文としては、英文5編、和文2編を報告しました。論文としては、英文4編、和文2編を報告しました。内容に関しては、以下の項目を参照ください。

2016年度 外科業績

学会

第116回 日本外科学会定期学術集会
古閑悠輝 外科的治療を要したイレウス症例の検討
藏元一崇 急性胆石性胆嚢炎に対して腹腔鏡下手術と開腹術を施行した症例の比較検討
別府 透 進行肝細胞癌に対する外科治療を主軸としたstrategy―適応と長期予後(パネルデイスカッション)
第28回 日本肝胆膵外科学会
Beppu T. Utility of portal vein embolization followed by right-side hemihepatectomy for hepatocellular carcinoma:
a multi-institutional study (International workshop)
Beppu T. Long-term and perioperative outcomes of laparoscopic vs open liver resection for colorectal liver metastases using propensity score matching: a JSHBPS project study (Project Study)
第71回 日本消化器外科学会
古閑悠輝 超高齢者大腸癌手術における安全性の検討
Beppu T. Induction of RFA and endoscopic hepatectomy to the treatment strategy for small HCC (Panel discussion)
第24回 日本消化器関連学会週間(JDDW 2016)
古閑悠輝 傾向スコアマッチングを用いた大腸癌手術の検討(開腹vs腹腔鏡)
藏元一崇 上部消化管癌性閉塞に対するステント留置の検討
第182回 熊本外科集談会
古閑悠輝 肝動脈化学塞栓療法と門脈結紮術で臨床的CRとなった進行肝細胞癌の経験
第78回 日本臨床外科学会総会
古閑悠輝 多発大腸癌肝転移は導入化学療法後肝切除の良い適応である
別府 透 大腸癌肝転移のConversion Therapy – up to date(パネルデイスカッション)
第89回 日本胃癌学会総会
古閑悠輝 FBXW7 expression in GIST: its clinical significance
第35回 Microwave Surgery研究会
藏元一崇 肝細胞癌局所凝固療法後Intrahepatic dissemination再発の治療成績
第29回 日本内視鏡外科学会総会
藏元一崇 経皮的内視鏡胃瘻造設困難例に対して単孔式腹腔鏡補助下内視鏡的胃瘻造設術を施行した1例
The 25th APASL (Asian Pacific Association for the Study of the Liver)
Beppu T. Portal vein embolization (PVE) followed by right-side hemihepatectomy for hepatocellular carcinoma (HCC)
IASGO (International Association of Surgeons, Gastroenterologists and Oncologists) World Congress 2016
Beppu T. Laparoscopic versus Open Liver Resection for Liver Tumor: A Multi-institutional Japanese Study (Invited lecture)

論文

Beppu T. Portal vein embolization followed by right-side hemihepatectomy for hepatocellular carcinoma patients: A Japanese multi-institutional Study. J Am Coll Surg. 2016; 222: 1138-1148.

Beppu T. Anterior approach for right hepatectomy with hanging maneuver for hepatocellular carcinoma: A multi-Institutional propensity score-matching study. J Hepatobiliary Pancreat Sci. (in press)

Beppu T. Comparison of laparoscopic versus open liver resection for colorectal liver metastases using propensity score matching. Ann Laparosc Endosc Surg. 2017; 1: 50.

Beppu T. The number of positive tumor marker status is beneficial for the selection of therapeutic modalities in patients with hepatocellular carcinoma. J Clin Transl Hepatol. (in press)

別府 透:JSGS71 パネルデイスカッション4 大腸癌肝転移に対する集学的治療―新たなエビデンスの創出をめざして。日本消化器外科学会雑誌 (in press)

別府 透:肝転移に対するPerioperative / Conversion戦略を再考する。大腸がんperspective (in press)

おもな診療領域

消化器の良性・悪性疾患全般

消化管:食道・胃・十二指腸・小腸・大腸・肛門

実質臓器:肝臓・胆嚢・胆管・膵臓・脾臓

その他の疾患

腹膜、後腹膜、ヘルニア、呼吸器、内分泌など

担当医からのメッセージ

別府 透

消化器一般、おもに肝胆膵領域を担当しています。
山鹿市民医療センターに赴任後2 年目になります。外科手術はもちろんのこと癌の穿刺治療、血管造影下治療も行います。肝癌のラジオ波凝固療法では、造影エコーやFusion エコーを積極的に活用しています。
日本内視鏡外科学会技術認定医、日本肝胆膵外科学会高度技能指導医の資格を有しており、腹腔鏡や胸腔鏡による低侵襲手術から、進行症例に対する拡大手術まで幅広く対応可能です。3,000 例を超える手術例の中で、約300 例の腹腔鏡下肝切除を経験しました。根治性に加えて安全性を重視することで手術関連死亡はありません。
日本外科学会、日本消化器外科学会、日本消化器病学会、日本肝臓学会の指導医・専門医として、外科全体のさらなるレベルアップを目指しています。消化器内科や腫瘍内科と協力して、肝細胞癌や大腸癌肝転移に対する集学的治療にも力を入れています。
市民公開講座、院内外での研究会や勉強会にも積極的に取り組んでおり、県北の医療のさらなるレベルアップにも貢献したいと考えています。

吉田 泰

消化器一般を専門としております。前任地ではおもに消化管疾患やヘルニアを担当しておりました。
癌治療から腹膜炎などの緊急疾患まで対応しております。
外科医として患者様に提供できる主な医療は手術でありますが、病気に対する様々な不安や術後のQOL(生活の質)の低下など、病気の治療は単純なものではないと認識しております。
また、最近は抗癌剤治療と組み合わせた治療や腹腔鏡手術など、治療法も選択肢が増えると同時に複雑な場合もあると思います。
これまでの経験や最新のエビデンスをふまえ、患者様とご家族への十分な説明を心がけ、病状に合わせたベストな医療を提供したいと考えております。
どうぞよろしくお願い致します。

藏元 一崇

消化器一般を専門としております。当院への赴任後1年が経過しました。
昨今、消化器癌が増加していますが、手術はもちろんのこと化学療法(抗癌剤治療)と組み合わせた治療が重要となっています。
高度に進行した癌でも、最新のエビデンスに基づいた治療を行い、患者様が最適の治療を安全に受けられるように日々努力しています。
病気の治療はもちろん、患者様の心に寄り添えるような医療を提供したいと思っています。
また、癌以外の消化器疾患(特に緊急を要する疾患)にも対応致しますので何卒よろしくお願い致します。

木下 浩一

消化器一般、おもに消化管(食道、胃、大腸)を担当しています。
当院では消化器内科と定期的にカンファレンスを行いながら、それぞれの患者様にとって最善の治療を行っております。
外科的な手術が必要な場合でも開腹手術に限らず、比較的低侵襲な腹腔鏡手術も当院で行うことが可能です。地域の皆様のお役にたてるように、精一杯努力していきたいと思いますのでお気軽に当科へご相談下さい。

医師紹介

副院長・医療管理部長・医療安全管理室長
別府 透(べっぷ とおる)
専門分野
消化器外科・肝胆膵外科
指導医・専門医・認定医
日本外科学会(指導医、専門医)
日本消化器外科学会 (評議員、指導医、専門医、消化器がん外科治療認定医)
日本肝胆膵外科学会 (評議員、高度技能指導医)
日本内視鏡外科学会 (評議員、技術認定医)
日本肝臓学会 (評議員、指導医、専門医)
日本消化器病学会 (評議員、指導医、専門医)
日本癌治療学会 (代議員)
日本肝癌研究会(幹事)
日本消化器癌発生学会(評議員)
肝臓内視鏡外科研究会(常任世話人)
日本がん治療認定医機構(暫定教育医、がん治療認定医)
日本臨床腫瘍学会(暫定指導医)
FACS(Fellowship of American College of Surgeon)
医療技術部長・診療部外科長
吉田 泰(よしだ やすし)
専門分野
外科
指導医・専門医・認定医
日本外科学会(専門医・指導医)
日本消化器外科学会(専門医・指導医・消化器がん外科治療認定医)
日本がん治療認定医機構(がん治療認定医・暫定教育医)
日本消化器病学会
日本臨床外科学会
日本内視鏡外科学会
日本癌治療学会
日本静脈経腸栄養学会
医療技術部放射線科長
藏元 一崇(くらもと くにたか)
専門分野
外科
指導医・専門医・認定医
日本外科学会(専門医)
日本がん治療認定医機構(がん治療認定医)
日本消化器病学会
日本消化器内視鏡学会
日本内視鏡外科学会
日本肝胆膵外科学会
日本胃癌学会
日本臨床外科学会
日本静脈経腸栄養学会
日本癌治療学会
医療技術部臨床検査科長
木下浩一(きのした こういち)
専門分野
外科
指導医・専門医・認定医
日本外科学会(専門医)
日本がん治療認定医機構(がん治療認定医)
日本消化器外科学会
日本消化器病学会
日本癌学会
日本癌治療学会
日本大腸肛門病学会
日本胃癌学会
日本食道学会
日本内視鏡外科学会
日本臨床外科学会

医師紹介/その他の診療科

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